第4回「子育て井戸端会議」が開催される
- 公開日
- 2008/02/18
- 更新日
- 2008/02/18
PTA
『世界に一つだけの花を咲かせるために、今は土壌の土いじりをしている時期である。でも、子育てにはいろいろと悩みが生じる。』
そんな「子育ての悩み、自分の考え、相談」を井戸端的に誰かに聞いてもらう、話をして気持ちをすっきりさせる『子育て井戸端会議』も今回で最終回となりました。
本年度開かれた4回の会議では活発な意見交流がなされ、子育てをする勇気が与えられた会であった気がします。
最後に、毎回資料を提供して下さった森井さんと夜遅くにもかかわらず、熱心に出席してくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。
【第4回 子育て井戸端会議議事録(感想)】
「家庭こそ子どもの気の休まるところ」なんですね!
〜子どもと一緒に育っていく喜びを実感の声も〜
1年生保護者 森井 昌男
2月15日(金)第4回子育て井戸端会議が行われ、入学試験の谷間の忙しい時期にもかかわらず、約十数名の参加者が集まりました。小会議室が一杯になり白熱しました。
「親が親である時、子どもはキラリと輝く」をテーマに、今期の最後だけに子育ての悩み・苦労・喜びなど多くの体験談や意見が出され、和やかに行われました。
最初に議事提案者から基調報告がありました。「新しい子ども論と今日の親学」についてと「保護者の眼から見える高野口中学校像」についての報告もありました。コンビニの前、駅の階段で平気で座る子ども、電車の中でも化粧できる・携帯電話で大声で話す『公共性の感覚』がなくなった『子どものオレオレ化現象』と子どもには親という壁が必要とする『守破離の親学』についての説明を対比して報告がありました。
子育て・学校生活・親子関係についての多くの悩みや意見、喜びが出されました。特に時期的なこともあり、進路についての悩みも多く出されました。
「何々があるからあそこの高校へは行かない」から積極的に「あそこの高校に行きたい」という視点を持って欲しいのだが…、「どうせやっても」という消極的な意見が子どもから返ってくる…、という悩みも出されました。子育ての喜びの意見も出されました。
「子どもに親として育てられている。子どもと子育てをしている。」「思春期の子供をもって一人で悩んでいたが、ここで皆さんの話を聞いて新鮮な思いで大変参考になっています。」と、育児の進行形で頑張っているお母さん方の意見が多く出されました。
「しばらく病気で学校を休んだら、学校へ行く気をなくして不登校になった」「昨日まで話していた友達から急に無視され学校へ行く気力を子どもがなくした」などといった不登校や心の問題などを乗り越え、元気に子育てをされている体験談に、参加者全員が心から拍手を送りました。
子育てならではの独特ないろいろな悩みも出されましたが、「自分の子どもの頃はどうだったのだろうか」と振り返ったり、子どもとコミュニケーションを取るように頑張られている姿に大変励まされました。
家で子どもが親に気を遣っていると、子どもの心の逃げ場がないのではないか。『家庭こそが子どもが気を許せる場所』という意見には、私もなるほどと納得しました。子育てが今や親の義務から分担になってきた今日、子育てを話せる仲間の拡がりは大切になってきています。
『世界に一つの私だけの花』を咲かすには土壌を耕さないと咲きません。子育て井戸端会議はそんな土壌の土イジリを井戸端という雑談の中で、一年間みんなで行ってきたと思います。
一人では悩まない、子育てはみんな同じではないというように「元気な子育て」ができるように、来年度も多くの皆さんが参加していただければと切におもいます。
みなさん一年間ご苦労さまでした。