「どこへ行ったんだろうか子どものエネルギー」に討議が盛り上がる!
- 公開日
- 2008/11/04
- 更新日
- 2008/11/04
PTA
10月17日、19時30分から開かれた「第2回子育て井戸端会議」に15名の会員が参加してくれました。各自の悩みや質問・学習と笑いの中、会議は井戸端的に進められました。
≪そうか!きみはもう中学生だったのか?!≫ 〜50億人の中、たった一人「勉強しなさい!」と言えるあなたに〜をテーマに、子どもを多面的に考え討論しました。
問題提起として、報告者から「今置かれている子どもの状況」が報告されました。
教育…とりわけ義務教育を大きく左右する学習指導要領が、来年度から逐次実施され、「生きる力」を掲げ教育内容が大きく変わることが強調される。各学年の年間総授業数が35時間増え、高校の内容も入り、「確かな学力へ」になるという報告でした。 また、家に帰れば親でもある先生の平均勤務時間は10時間58分に達する。残業代も出ない中で頑張られながら、それでも時間に四苦八苦されている全国各地の教師の現状も報告されました。
「今日、子どもを叱った回数と褒めた回数どちらが多かったですか?」と少し水谷修先生風の問いかけから始まりました。
昔に比べると、良い意味でも悪い意味でも、子どもが全力・全身でぶつかってくることが少なく、かしこくなった分だけ自己主張が少なくなったとの意見が出されました。子ども本来の持つエネルギーはどこに行ったのだろうかと話し合いました。
どの家庭も子どもと向かい合うのには努力され、苦労されているようです。
「学校であったことも話さないし、何を言っても『別に』と、何を考えているのか分からない」「校内実力テストのことをお母さんに言っても仕方ない」「修学旅行やお金が必要なときだけ積極的に話してくれる」「お風呂で話してくれる」「携帯電話の共通の話題で話をする」などの意見が出ました。「反抗期で困ってしまいます」など、子どもとどのように向かい合うのか、学校と同様に子どものエネルギーが変化している現実に苦労されている様子が多くの参加者に見られました。
「付き合うという言葉にあこがれているのでは?」、「携帯小説に熱中しているのが悩み」という性の問題、思春期特有の悩みも出されました。
「口で話さず、ケンカの謝罪をメールで『ゴメン』で返す。情報や言葉が一人歩きしているのでは」という意見も出ました。
「今まで中学校って、余り行く機会がないし遠い存在でしたが、井戸端会議のように、話せる場・参加する場があると、中学校が近い存在になった」という言葉に疲れも吹き飛びました。
これからも「子育て井戸端会議」を続けてほしいという参加者の意見でした。
第3回井戸端会議は、11月21日(金)に予定しています。大勢の会員のみなさまの参加をお待ちしています。