学校日記

校長室だより 2009年6月号

公開日
2009/06/29
更新日
2009/06/29

校長室だより(txt)

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                6月号
                No.26
              校長室だより 高野口中学校
              平成21年6月24日
              発行 文責 角谷


≪盛り上がった高中祭≫
6月19日に高中祭を実施。
1年生は、創作展示。折り鶴による、とてもきれいな色合いの暖かい気持ちにさせる展示でした。2年生は創作ダンス。どのクラスもエネルギッシュなパフォーマンスで元気がありました。
3年生はさすがに3年生らしく創作劇など立派に上演できました。短い時間によく台詞を覚えたものだと感心!!
また、個別学級や美術部の展示にも心を癒されました。
吹奏楽部は、恒例ののど自慢大会で楽しませてくれました。今年は少年メッセージの発表の機会が持てたこともうれしく思います。立派な主張で発表の2人(沼田さん、阪本さん)を誇りに思います。そして、何より、生徒会役員と実行委員会、職員のオープニングのハンドベルや寸劇も特別よかったです。
今年は、前日の全校集会で話があったように、高中祭が中止になるかもしれないと真剣に考えていました。先生方と協議しましたが、わたしの心の中は、半分以上、中止の方向で固まっていました。その判断を転換させてくれたのは、生徒会長辻本旬輝君の全校生徒に訴えた熱い思いでした。そして辻本君は前日の遅く、そして当日の朝早く来てみんなが気持ちよく体育館を使えるようにと、モップをかけてくれたようです。彼の気持ちと、それを支えた実行委員会の皆さん、指導してくれた先生方の熱意に心から拍手を送ります。また、どれだけ彼や実行委員会ががんばっても、ついてくる生徒の皆さんがいい加減な気持ちではどうにもなりません。高中祭が成功できたのは、君達一人ひとりが辻本君や生徒会・実行委員会の気持ちを汲んで一つになれたからだと思います。みんなにも心からの拍手を送ります。ご覧いただいた民生児童委員の皆さん、さくら苑の皆さん、保護者の皆さん方ありがとうございました。

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≪少年メッセージ伊都大会≫
6月7日(日)高野山会館において伊都地方各中学校から27名が参加。いずれ劣らぬ素晴らしいメッセージで、聞いていた人の中には目頭を拭う人も。本校からいずれも3年生の阪本詩織さん、沼田結衣さんが出場。阪本さんは「人であること」と題して、心の通じ合いや言葉のコミュニケーションを通して、人と人が理解し合える学校や社会についての意見発表。沼田さんは「わたしが学んだこと」と題して、部活動を通じて学んだ、時間の大切さや礼儀、仲間の大切さなどを、学校生活の様子とからめて意見発表。どちらも堂々と大きな声で、聴衆の胸に響く素晴らしい発表でした。
(http://www.edu.city.hashimoto.wakayama.jp/weblog/index.php?id=hashimoto21高野口中ホームページ、カテゴリの生徒作品欄に全文を掲載しています)

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≪教育実習終了≫
6月1日〜19日まで本校の卒業生3名が教育実習を行いました。生徒達に出会える喜びと共に、教職という仕事の重さを、身を持って実感したことでしょう。私は「教師の仕事は授業だけではありません。学校下まで生徒の出迎えとゴミ拾いに行きます。後ろをついてきなさい。」といって毎朝実習生を連れて行きました。早朝より毎日グラウンド整備をしている野球部への声かけ、息を切らせて坂道を登ってくる生徒の様子、学校下で登校指導をする先生の姿などを実際に見て、本校の1日はこうして始まるのだということを体感してもらいました。北本瑛子さん(英語)、田中秀和さん(社会)、今城大輔 さん(英語) いつの日か、立派な先生として教壇に戻ってきて下さい。以下は実習生の感想(全文は本校ホームページに掲載)

◎高野口中について
★規律があることにより、聞きたい人が授業を聞くことができる。★真面目で、きっちりとルールが守れ、先生と生徒の関係性もよい。★学校目標を意識し、達成しようとしていることを強く感じた。地域に開かれた学校になっている。
◎生徒について
★挨拶ができ、ヘルメットをかぶり中学生らしい。明るく元気がよいのは昔と変わっていない。★気軽に話しかけ、話すとすぐ仲良くなれる。注意されても素直に聞く生徒が多い。★元気よくあいさつをし、きちんと制服を着こなしているが、言葉遣いの乱暴さが気になる。
◎職員について
★生徒に真剣に向き合い、生徒指導も丁寧にしているから規律が守れている。★常に生徒のことを考え、同じ目線に合わせて問題などを解決している。★生徒を担任一人に任せるのではなく、学年全体または学校全体で連携して、問題把握・指導をしている。
◎教職という仕事
★生徒たちの発想を大切にし、学ぶ楽しさや将来役立つきっかけを与えてやらなければならない仕事。★勉強を教えるだけでなく集団行動や社会性、生活面など教えることが多く、どれも成長過程で欠かすことができない責任が重い重要な仕事。★子どもを教育するという非常に責任の重い仕事、その分とても輝いている。

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≪図書室新装開店≫
共育コミュニティ本部事業による、図書ボランティアの皆さんが、図書室の整理整頓、模様替え等をおこなって下さいました。そして、毎週3日(月、水、金)昼休憩に開館できるようにもして下さり、生徒達はとても楽しみにしています。
ボランティアの皆さん方ありがとうございます。

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お詫びと訂正;5月号ソフトテニス部女子 Bクラス優勝は薮本・森田組です。お詫びして訂正します。

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編集後記
本校3代目校長山口進先生がご逝去された。統合3年目からの校長先生で、当時学年主任であった私はよく校長室に決裁を伺いに行った。800名を超える大規模校で生徒指導が大変な時期でもあり、先生は「角谷君よ、世話かけるなぁ」とよくおっしゃっていたことを思い出す。むしろ、こちらが大変お世話になり、いつも先生が後ろで控えて下さっていることがとても心強かった。謹んでご冥福をお祈りいたします。

            分け入つても分け入つても青い山 種田山頭火