平成22年度入学式
- 公開日
- 2010/04/14
- 更新日
- 2010/04/14
学校生活
4月9日(金)
平成22年度入学式が挙行され、121名(男子65名・女子56名)の新入生が入学を許可され、高野口中学校の生徒になりました。
朝から期待と希望に満ち溢れた新入生が、校門の満開の桜と、吹奏楽部の演奏の歓迎を受け、入学式を迎えました。
校長先生の式辞*************************
平成22年度入学式式辞
新しい生命の息吹を感じる今日、本校第1学年に入学された 121名 の新入生の皆さん,入学おめでとう。心からお祝いします。
また,入学式にご臨席賜り、ご光彩を添えていただきましたご来賓の皆様方に,高いところからですが厚く御礼申し上げます。
ご列席の保護者の皆様方,お子様の大きく成長された姿に喜びひとしおかと存じます。本当におめでとうございます。
さて,新入生の皆さん。本校には総勢33名の職員と、君達を含め336名の生徒がいます。この橋本市や伊都地方で生徒数や先生の数が一番多い大きな学校です。3月に3年生が卒業し少し寂しくなっていました。私は君達が入学してくることを心待ちにしていました。今うれしくてわくわくしています。
ここで入学した君たちに私から、小学校と中学校の違いについて、お話ししましょう。これは後ろの2,3年にも関係することですからしっかり聞いておきなさい。
人の成長を植物に例えて少し失礼ですが、皆さんが生まれた時は草花で言うとちょうど地面から芽が出たときでしょう。小さなポットに植え替えます。保育園や幼稚園ですね。だんだん草花が生長すると、中くらいのポットに植え替えます。これが小学校にあたります。
草花は肥料や水をたっぷりもらい、お日様にあたりすくすく成長します。乾いてきたら水をもらい、ちょっとお日様がきついと日陰に入れてもらい嵐の時には避難もさせてもらいます。小学校まではこのように世話をしてもらえます。
ポットの中で根が回ってしまい、少し窮屈になります。そこで今度はまた、大きなポットに植え替えます。これが中学校です。新しい土が入り、余裕ができ根がのびのび成長できます。もちろん水も肥料ももらえますしポットだから避難させることもできます。
ただし、ここで注意しなければならないのは、基本的にポットに植えるのはこれが最終になり、次はもう野原に植えなければならないということです。
野原に植えるとどうでしょう。水やりはしてくれません。自然の雨を待ちます。日照りの時にも地面奥深くに根を伸ばし耐えなければなりませんし、嵐の時にも避難をさせてもらえません。このような困難な条件に耐えるようにポットの中で、もうこれで野原に植えて大丈夫かなと思えるまで、茎を太くし、それこそ根をいっぱいに張り巡らせる必要があります。
つまり、人で言うと義務教育がこれで終わる。中学校卒業後は自分の力で生きていかなければならないと言うことです。それだけ大事な3年間です。
それでは、中学校3年間で根をポットいっぱいに張り巡らせ、茎を太くさせるために、三つの条件を話します。
①水や肥料は、先生から受ける授業です。授業中の私語などもってのほかです。
②自分で根を伸ばすには、読書や家庭学習です。言われなくても家での学習をしっかりしましょう。
③光りを浴び、茎を太くし嵐に負けないようにするには、部活動や仲のよい友達作りです。心も体も鍛えましょう。
君たちが3年後もう大丈夫だ、これで野原に植えられるといわれるように成長してほしいと願います。
明日からの学校生活、フレッシュな1年生と、上級生とで、勉強や行事、部活動などでどこにも負けない、明るく元気な、そして挨拶をよくし礼儀正しい生徒だなあ、と言われる学校づくりにがんばっていきましょう。皆さんに期待します。
終わりに、保護者の皆様方,大切なお子様をお預かりいたします。しっかりと根を張り、茎を太くして、3年後それぞれの夢にむかって旅立てるよう,私以下職員一同責任を持って支援していきたいと思います。どうか本校の教育にご協力賜りますようお願いし,式辞と致します。
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入学生のみなさんこれからの中学校生活を楽しみましょう!!また、一緒によりよい学校生活を送りましょう☆