2学期 始業式 式辞( 抜粋 )
- 公開日
- 2022/10/25
- 更新日
- 2022/10/25
学校行事
令和4年10月24日(火)
先日の1学期終業式を終え、アッという間の2学期始業式となりました。生徒のみなさん一人ひとりが、各担任の先生から伝えられたメッセージをしっかりと受け止めて、新たなスタートを切ってくれることを期待します。
いきなりですが、自分の手のひらを出してください。右手左手、どちらでもかまいません。これから言う体の部位を押さえてください。3ヶ所です。
まずは、自分の「 おでこ 」です。次は、自分の「 胸の所 」です。最後は、自分の「 おへそから3cm程下の所 」です。難しい言い方では、『 臍下丹田 』(せいかたんでん)とも言います。
なぜ押さえてもらったかというと、2学期では特にこの3ヶ所を鍛えてほしいというお願いです。
「 おでこの所 」の後ろ側には、前頭葉と呼ばれる脳で一番大事な箇所があります。前頭葉は、行動と感情のコントロールセンターとも言われています。勉強のための思考力や判断力に大いに関係します。
「 胸の所 」は、みなさんもお分かり、真心つまり人としての優しさです。
「 おへそから3cm程下の所 」は、さて何でしょう? おうちの方や部活動の顧問の先生から、『 おなかにしっかり力を入れて、頑張りなさい! 』と言われた人がいるかもしれません。まさしく、元気や勇気に当たります。
今までも、この3つの場所は、日頃の家庭生活や学校生活(授業や生活、部活動など)で、鍛えてはきています。
ただ、2学期は自分で意識をして鍛えてくださいということです。
今年度の4月そして夏休みの前にも、「 こんな橋中の生徒に成長して欲しい。」という話をしました。覚えてくれていますか? それは、【 橋中生徒 一歩「前」へ 】でした。
ちょうど1年前にも、この場からみなさんにお伝えしました。その時には、こういう内容でした。
< 橋中生徒は、まだまだいろんな可能性を秘めている。でも、持っているだけでは、もったいない。怖がらず胸を張って前へ出ること、つまり自分で行動を起こさなくては、何も獲得はできない。 > と、いうものでした。
でも、1年を経過した今では、みなさんのガンバリで、この橋中は大きく成長できました。
(1) 体育祭では、お互いの切磋琢磨を見せてもらいました。
(2) 中体連やコンクールでは、歯を食いしばって頑張る必死さやお互いに助け合う姿を見せてもらいました。
(3) 先週にあった生徒会立ち会い演説会では、この橋中をもっともっといい学校にしたい、という気持ちを感じました。壇上で決意表明をしている人、それを聴いている人も大変緊張感のあるものでした
(4) 最後に、10月中旬に行ってきた修学旅行では、ルールや集合時間をきちんと守って、みんなで楽しい旅行にするんだ!、という3年生の誠実さや生真面目さを、ひしひしと感じとることができました。
学校のいろいろな場面で、生徒のみなさんが前へ出よう、前進しようという意気込みを実感します。やってやろうという前向きさを強く感じます。
これからも、その歩みを止めずに【 橋中生徒 一歩「前」へ 】です。
そのためにも、一人ひとりが自分で意識をして、おでこの場所(思考力・判断力)、胸の場所(人としての優しさ)、臍下丹田の場所(勇気・元気)を磨いていってください。
この2学期での皆さんの頑張りを期待しています。