冬休み明け集会
- 公開日
- 2016/01/08
- 更新日
- 2016/01/08
学校行事(2008)
明けましておめでとうございます。
穏やかな新年を迎えられたことと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
冬休みを楽しんだ元気いっぱいのすみだっ子が体育館に集合し、「冬休み明け集会」を行いました。学校長の話の中で、子どもたちに読み聞かせを行った昔話を紹介します。ご一読いただき、ご家庭での話題のひとつにしていただければと思います。
昔々のお話です。お寺の和尚さんが、お土産におまんじゅうをもらって、お寺に帰って来ました。大きさも重さもみんな同じでしたが、お祝いごとのおまんじゅうでしたので、松・竹・梅の木の絵が描かれていました。
「和尚さん、ありがとうございます。おいしそうなおまんじゅうですねえ。私は、お腹がぺこぺこです。さっそく、いただいてもよろしいでしょうか?」
と、小僧さん。
「どうぞ、どうぞ、お食べなさい。」
と、和尚さん。
そこで、小僧さんは、はじめに、松の絵がついているおまんじゅうをパクリ。けれども、お腹がいっぱいになりません。そこで、次に、竹の絵のおまんじゅうをパクリ。それでも、お腹がいっぱいになりません。
それではというので、次に、梅の絵のおまんじゅうをパクリ。
食べ終わって、小僧さんは、言いました。
「和尚さん、お腹がいっぱいになりました。松のおまんじゅうも、竹のおまんじゅうも、何の役にも立ちませんでした。初めから、梅の絵のおまんじゅうを食べればお腹がいっぱいになると教えてくださればよかったのに。この次は、梅のおまんじゅうばかりをお土産に持って帰ってくださいませ。」
さて、皆さんは、この小僧さんの考えをどう思いますか?
2学期後半は、学年のしめくくりをしたり、新しい学年に向けての準備をしたりするための大切な時期です。1日1日が充実したものとなるよう取り組んでいきたいと思いますので、これまで同様、ご支援ご協力よろしくお願いいたします。