学校日記

オニヤンマ

公開日
2010/07/01
更新日
2010/07/01

校長先生より

梅雨の合間に晴れると、蒸し暑さをともなって気温が上昇します。不快指数がどんどん上がっていきます。しかし、昨日はさわやかな(私にとって)出来事がありました。
午後に、3年生男児と廊下を歩いていると大きなトンボが廊下をいったりきたりしています。よく見ると「オニヤンマ」でした。
私は大阪市の出身で子どものころ昆虫が大好きでした。いつも、アミと虫カゴを持って、蝶やトンボを捕りに行っていました。
大阪市では、赤トンボなど小さいトンボはいましたが「オニヤンマ」を見ることなどほとんどありませんでした。もし見つけたら学校中の話題になっていました。「オニヤンマ」はトンボの中の王様でした。
さすがに廊下で興奮しました。3年生が捕ってほしいというので(自分も捕りたかったのですが)黄帽子を借りて、見事につかまえました。
心がトキメキました。胸がドキドキして、すっかり少年の心になっていました。子どもの頃の故郷、大阪市の様子が鮮明によみがえってきました。
今、どうなっているのかな。夏休みに一日かけて故郷にもどってゆっくり散策したいと思います。
「オニヤンマ」は3年生男児にあげました。「後で逃がしてあげてね」という言葉をそえて。・・・うれしそうにうなずいてくれました。