学校日記

とんぼ

公開日
2010/10/20
更新日
2010/10/20

校長先生より

とんぼが飛び交う季節です。1年のうちでも最もさわやかな気候ではないでしょうか。
とんぼには思い出があります。少年のころ、夢中でとんぼを追いかけて、気がつけば、親に、ここより遠くに行ってはいけないと言われた境界線を越えてしまって急に不安になったことがありました。
「とんぼ取り(釣り?)今日はどこまで行ったやら」こんな俳句があったと思います。ちょっと冒険した楽しい思い出です。
 また、どうすればとんぼを取れるかをよく研究しました。
草に止まっているとんぼは、どちらに逃げるかを予測して網を振り下ろす。
飛んでいるとんぼは一定の規則性をもった軌道を飛びます。その軌道に先回りして網で迎えうつようにして捕獲する。子どもながらに、いろいろと研究しました。そんなことをしながら、こじつけて言うと、観察力、予測力、洞察力、運動神経、反射神経を磨いていたのかもしれません。
 今の子どもたちには、このように自然の中での生活で、自分の中にある力を鍛えていく・・そういう行程が抜けているのではないかと思っています。
子どもたちには、元気に外で遊んでほしいと願っています。