学校日記

言葉の乱れ

公開日
2010/11/30
更新日
2010/11/30

校長先生より

今日は学校通信61号を発行しました。このホームページでご覧になれますので参照してください。
そこでも述べていますが、最近言葉の乱れが著しいように思います。なんでも簡単に短縮したり、単語の羅列で片づけたり。
言葉は文化ですから、時代とともに変遷することは理解できます。しかし、どうも、軽い方向にばかり偏っているようです。考え方が浅いから、言葉が軽くなります。語彙が少ないから、言葉に深みがありません。
言葉を軽く扱うと、考え方も人格も軽くなるような気がします。逆に考えが浅くなると言葉も浅くなります。その人が発する言葉は忠実にその人を表現します。言葉とは恐ろしいものです。軽い言葉を発する人が大勢を占めると、国まで軽くなってしまします。
政界でも失言が相次いでいます。私は、失言するということは、どこかでその言葉の通り思っていることの証明だと考えています。
学校通信にも書きましたように、「〜じゃないですか」「〜みたいな」「〜してよろしかったでしょうか」・・・このような言葉を放送局のアナウンサーがつかっているのを聴いたことがあります。つまり市民権を得ているのです。
アナウンサーは言葉のプロです。ぜひ気をつけてほしいです。テレビでこういう言葉がたくさん流れると大衆はそちらを向きます。小学校で英語学習するのもいいですが、同時に美しい日本語を取り戻しましょう。