市民ランナー
- 公開日
- 2011/03/03
- 更新日
- 2011/03/03
校長先生より
2月27日の東京マラソンで「市民ランナー」の川内選手が、2時間8分37秒で三位、日本選手では一位の成績で世界選手権出場への内定を獲得しました。
埼玉県職員という公務員の立場でフルタイム勤務をする中でのこの成績は快挙です。資金的にも時間的にも会社の強力なバックアップを受けることができる実業団選手とは違います。資金もなくメディカルトレーナーもコーチもない状態で、自分で練習メニューをつくり、体調管理もしてこの成績をおさめたことは奇跡です。
ジョギング通勤など、ハンデキャップを工夫で乗り越える姿は、すべての人々への良いお手本です。与えられた条件の中でいかによく考え、良い方法を見出し実践していく。川内選手は、仕事をする大人にも、勉強をする学生にも力強い道筋を示してくれました。