日本航空がついに会社更生法の適用を申請しました。今後は企業再生支援機構の支援を受けて、再生をめざすようです。がんばってほしいと思います。
私は、電機メーカーに勤務していた１９８８年に香港に駐在していました。この時、何度も大阪—香港間を往復しました。香港に向かう時はＪＡＬ７０１便、大阪に向かう時はＪＡＬ７０２便と決めていました。２２年経った今も同じ便名のようです。懐かしく思います。
家族を残して単身赴任をしていた私は日本が恋しくなると空港に飛行機を見に行きました。そこでＪＡＬの『鶴のマーク』の飛行機が離陸、着陸するのをながめていました。
駐在が終わって帰国した後も、ビジネスでよく海外に出かけました。商談がうまくいかず気落ちした時も、外国の飛行場で、何度もあの『鶴のマーク』に元気をいただきました。今のＪＡＬの機体には鶴のマークはありません。
香港駐在から２２年の時が流れ、３６歳だった私は今年５８歳になります。
人も企業も世の中も永久に不変ということはないのですね。今をしっかり生きて、どんな未来がこようとも立派に生き抜く力を常に蓄えておきたいものです。