学校日記

大学受験

公開日
2010/02/02
更新日
2010/02/02

校長先生より

昨日は2月1日でした。私は関西大学法学部を卒業しました。昭和47年2月1日、関西大学法学部の入学試験日でした。一浪していた私は「今年こそ」という気持ちで、国語、英語、日本史の問題に取り組みました。大変寒い思い出深い日です。浪人した1年間は、親に経済的な負担をかけたくなくて、予備校に行かず、自宅で勉強しました。自分で学習計画をたて、参考書を選び、プレッシャーに耐えながら何とか頑張った1年間でした。今から思うと、この1年間が自分にとってかけがえのない時間になったと思っています。これ以上できないというほど勉強しました。この時についた学力が今に生きていると思います。自分で勉強法を考え、自分の力を信じて過ごした1年。受験の失敗が大きく自分を育ててくれたと思っています。
今は、競争は良くないことであり、個性を尊重しようとする風潮があります。私は、個性というものは基本的な人間力が備わった上に存在すると思っています。自分で考える力、行動する力。これがなければ大学受験を突破することはできませんでした。私個人としては、一発勝負で合否が決まる大学受験を経験してほんとうによかったと思っています。
歯をくいしばって過ごした1年間を思い出す日。それが2月1日です。