最近、よく保育園や幼稚園を訪問させていただいて、入学前の子どもたちの様子を見せてもらっています。どこの園におじゃまをしても、園児たちは、ほんとうにかわいいです。思わず、仕事を忘れて見入ってしまいます。
園児たちはあどけなく、純粋で心が洗われる気がします。

　しかし、気になることがあります。小学校の児童もそうですが、人の話をちゃんと聴いて、理解してどう行動すればよいかを考える力が乏しいと思います。
原因は様々です。社会全体が何か落ち着きがなく、ご家庭でも十分に子どもと関われる時間も少ないのではないでしょうか。
親をはじめ、まわりにいる大人が、自分の意識を１００％子どもに向けてコミュニケーションをとってあげたら、きっと子どもも、人との話し方や聴き方を学ぶと思います。テレビ番組をみても社会の風潮も何か「軽い」方に進んでいるような気がしませんか。

もっと、日本人全体が忙しさに流されるのではなく、一日の大切さを胸に、日々感謝をしながら、地に足をつけて生活することが、今求められていると考えています。
子ども手当や高校無償化も結構ですが、もっと教育の本質を見直すことが何よりも大切です。