学校日記

待つ・信じる・許す

公開日
2010/04/13
更新日
2010/04/13

校長先生より

 甲子園の常連校である高校野球部の監督の記事が新聞に掲載されていました。
監督就任当初は、とにかくスパルタ教育で、猛練習に明け暮れました。選手の失敗を怒鳴りつけ、厳しい練習を課してきました。
しかし、なかなか成績に結びつかない。よくよく考えてみると、選手は委縮するばかりで、野球の楽しささえも感じなくなっていました。
 そこで、「待つ・信じる・許す」ことの大切さを痛感されたようです。
できなくても失敗を許し、必ずできると信じてやって、その成長を待つ。監督自身がそのような考え方に変わってから、選手がいきいきとして、めきめき上達したそうです。何度も甲子園に出てその名も全国区になりました。
大リーグで大活躍している松井選手もこの高校の出身です。
 野球だけでなく、教育すべてに通じる基本ではないでしょうか。子どもの中にある潜在能力を信じて、毎日こつこつと指導する。出来ることは自分で考え行動させる。親や教員はそれを見守りながら、間違った方向に行けば、軌道修正をしてやる。それで良いのではないでしょうか。