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学校日記

平成22年度保護者アンケートについて②【分析】

公開日
2010/12/03
更新日
2010/12/03

学校あれこれ

★アンケート結果に対する学校長回答
 学校だよりやHP等でも紹介しましたが、学校教育目標と運営方針は下記のとおりです。

◎学校教育目標
「心身ともに健康で、共に考え、学び、高め合い、心豊かで実践力をもった子どもを育成する」
◎運営方針(教育重点目標)
①児童理解に努め、個を大切にした教育を推進する
②基礎学力の定着とそれを支える体験的学習の充実を図る
③人権尊重の精神を育てる
④仲間づくりをすすめ、自己有用感や自己肯定感を育てる
⑤体育や食育をとおして健康な体づくりをすすめる
⑥開かれた学校づくりを推進する   
 の6点を設定し、遅々とした歩みですが取り組みをすすめているところです。

 また、私は常々、子どもたちにとって学校が楽しい(行きたい)学校の条件として、色々な場所や機会に保護者の方々や職員にお話をしているのですが、〔 ①勉強がわかること ②友達がいること(好きな先生がいること) ③自分の居場所があり役割があること(必要とされていること)〕の3点が大切であると考えています。そして、この3つの条件が学校教育目標達成のバロメーターだと思っています。

●アンケート結果について
Ⅰ、A・B(満足出来る・概ね満足出来る)の合計が比較的多い項目は、
①の、学校の教育目標や方針が理解でき、その方向性に共感できる。(93.6%)
②の、学校では子ども一人ひとりが大切にされ認められる学校づくりに努めている。(90.9%)
③の、子どもや地域の実態を踏まえた特色ある学校づくりをしている。(95.1%)
⑧の、学校は、子どもたちの様子を学校だよりやHP等で積極的に伝えようとしている。(94.6%)
⑫の、学校は、保護者や地域に働きかけ、連携・協力しながら開かれた学校づくりをすすめようと努めている。(96.2%)
⑬の、学校は、地域の行事を理解し、協力的である。(92.0%) 

Ⅱ、C・D(どちらかというと課題がある・課題がある)の合計が多い項目は、
⑥の、学校は、子どもや保護者の悩みや相談について、親身になって対応している。(15.0%)
⑦の、学校は、家庭との連携や意志の疎通をきめ細かく行っている。(19.8%) 
⑩の、学校は、危険場所等への配慮がなされ、安全である。(18.7%)

●分析と回答
Ⅰ、概ね評価していただいている点
 保護者や地域の方々にご協力を得ながら学校行事等に取り組むなど開かれた学校づくりをしていることや児童一人ひとりの自己肯定感並びに自己有用感を高める(役割と居場所づくりの)取り組みが保護者の方々に理解されてきているように思います。また、学校からの情報発信もHPや学校だより等で家庭に届き、見たり聞いたりされていると感謝しています。

Ⅱ、課題があると指摘されている点
 「子どもや保護者の悩みや相談に親身になって対応している」(一昨年度24.0%→昨年度19.8%→今年度15.0%)
 「家庭との連携や意志の疎通をきめ細かく行っている」(一昨年度29.8%→昨年度23.6%→今年度19.8%)と少し良くなってきているとはいえ、6人に1人、5人に1人の割合で課題があると回答されています。この項目は、学校(教師)と児童、保護者との信頼関係を築く上で最も重要な事だと考えていますので、大変気になっています。まだまだいたらない点が多いのだと反省し、改善していきたいと考えていますので、不安な事や心配な事があればお気軽に学級担任か私でよければ(敷居は低くしていますので)ご相談下さい。  
 また、「清掃が行き届いてきれいである」(44.4%→37.3%→10.8%)「危険場所への配慮」(47.0%→35.1%→18.7%)「教室環境の整備」(29.3%→26.9%→12.8%)と、一昨年度、昨年度の結果より、(校舎改修工事がほぼ終わりつつあることが影響してか)良くなってきています。この項目は、子どもたちに良い学習環境を提供するという学校教育活動をすすめるうえでの大きな
前提条件の1つです。
 今後とも教育委員会とも協議をしながら、改善に努めていきたいと考えています。