『卒業式を終えて』
- 公開日
- 2014/03/14
- 更新日
- 2014/03/14
隅田中日記
生き生き笑顔・安心・日本一 第251号 平成26年3月14日
隅田中学校生徒指導部
卒業式を終えて
卒業式が終わり、早くも1週間が過ぎました。みなさんの様子を見ていると、どこか「やれやれ、もうすぐ今年度も終わりだ」という雰囲気が感じられます。2年生は先日集会で話があったように、もうすでに最高学年として、学校の顔として、責任感をもって生活することが求められます。1年生も、この節目の時期には、頼りがいのある先輩になって新入生をむかえられるような言動、ふるまいを意識してください。
さて卒業式を振り返ってみるに、今年度も素晴らしい卒業式だったと思います。来賓、保護者の方々からお誉めの言葉もいただきました。厳かな卒業式でした。そしてたくさんの卒業生が涙しました。その涙や感動に、次の言葉が思い起こされます。
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「全ての人が有名になることはできません。しかし、全ての人が、偉大になることはできます。なぜなら偉大さというのは、サービス(奉仕)で決まるからであります。大学の学位がなくてもよい。文法通り綺麗に話さなくてもよい。プラトンやアリストテレスを知らなくてもよい。アインシュタインの相対性理論を知らなくてもよい。物理の熱力学の第二法則を知らなくてもよい。ただ思いやりにあふれた心から生まれた魂があれば、サービス(奉仕)を提供するに十分なのです。」
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この言葉は、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアが残したものです。このキング牧師のいう「思いやりにあふれた心から生まれた魂」とは、多くの方々の無償の愛に支えられてきた「価値ある自分」を知るということから生まれます。
家族の無償の愛に支えられ、友達とかけがえのない友情を育み、先生たちにたくさん激励された卒業生たちは、「思いやりにあふれた心から生まれた魂」をもって次のステップに進んでいくことでしょう。いつか、それぞれ偉大になってくれることと思います。
在校生のみなさんもお互いに「思いやりにあふれた心」で、友だちとお互いに高め合っていきましょう。「やれやれ、もうすぐ今年度も終わりだ」ではありません。自分のためにも、家族のためにも、クラスのためにも、学年や学校、地域のためにも、卒業していった先輩たちのように「思いやりにあふれた心」を大切にして、今年度残り少ない日々を過ごしてください。