第6回橋本市公民館まつり「話そう!はしもと」
- 公開日
- 2012/03/06
- 更新日
- 2012/03/06
学校生活
3月4日日曜日13:00より橋本市教育文化会館にて
橋本市公民館まつり「話そう!はしもと」が開催されました。
本校からは1年D組松本浩平くんが高野口中学校代表として発表してくれました。
「今、大切に思うこと」
高野口中学校 一年 松本 浩平
僕が今、大切に思うことは、「人を思いやる心」です。
今までの僕は、自分の行動にも責任が持てないぐらい弱気でした。小さい頃から、あまり周りのことを考えて行動するのが得意ではなく、自分のことで精一杯でした。
しかし、中学校に入学し、新しい友達のことで悩んだことがありました。その悩みを父に相談すると、父は優しくするのではなく、怒鳴ってくれました。今思えば、僕の性格をよく知っている父は、怒鳴ることで背中を押してくれたのだと思います。父のおかげで心は楽になりました。優しくするばかりでなく、時には背中を押すことも人を思いやることになることを知った出来事でした。
また、部活動でも悩み、自分に自信がなく、自分一人辞めたとしても何も変わりはない、と考えていた時期がありました。そんな時、顧問の先生が「三十三人引く一人は三十二人ではない。三十三人引く一人はゼロだ。」と言ってくれたのです。僕は本当にうれしかったです。こんな僕を、かけがえのない、必要な人間だと言ってくれたからです。そのことで、少し自分に自信が持てました。
このように、今、思い返せば、先生方や両親、それにいつも一緒に遊んでくれる友達は、みんな自分のことだけでなく、他人のことまで気づかう心、つまり人を思いやる心を持って僕に接してくれていたように思います。でも、自分には、思いやる気持ちがまだできていない、僕もみんなのようになりたい、と最近考え始めました。しかし、考えるだけでは意味がありません。最近は、僕も少しではありますが、自分以外の人のことを気づかうことができるようになってきました。
「人の心を思いやる」ということは、相手の気持ちを第一に考えなければならないということだと思います。しかし、世の中そういう人ばかりではありません。自分さえよければいい人、他人のことなどどうでもいい人、そういう人が数多くいます。僕は、そんな人たちを見て、「こんな人になりたくないなぁ。「この人、最低だな。」と思ったことがあります。でも、自分だって自分のことで精一杯なのに、人のことを言えるのかと思うこともあります。自分の「人を思いやる気持ち」が成長しない限り、自分の心は変わらないんだと思います。だから僕は、一刻も早く、先生方のような人を見習って、自分の「思いやる心」を成長させていかなければならないと思いました。
僕は四月から二年生です。後輩ができます。だから、より自覚や責任感、そして「人を思いやる心」が大切になってきます。僕は、こういった目に見えない心や気持ちを後輩に伝えて、高野口中学校をどんどん成長させていき、橋本一番の学校にしていきたいと思います。そして高野口中学校から他の学校へ伝えていき、みんなが「人を思いやる心」を忘れないで生活できる世の中になればと思います。