学校日記

実習生からの手紙(北本瑛子)

公開日
2009/06/29
更新日
2009/06/26

お知らせ

先日6月1日より3週間、本校に来てくれた実習生の北本瑛子さんからお手紙が届きました。

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                 文責:北本瑛子(大阪大谷大学)

高野口中について
生徒会目標を生徒会が中心となり学校全体が意識するように進め、また先生方も学校目標を意識され、学校全体でルールを守り、目標を達成しようとしていることを強く感じました。学校のホームページも毎日更新されていて、地域に開かれた学校になっています。朝はボランティアの方が通学路に立って登校指導をされていて、毎朝生徒と元気にあいさつをかわされている姿が目にとまります。私たち実習生も毎朝学校に着いてから、校長先生と一緒に坂の下までゴミ拾いをさせていただいて、生徒とあいさつを交わしてたくさんの生徒と関わることができました。

生徒
元気よくあいさつをしてくれて、多くの生徒が気軽に声をかけてくれてとても親しみやすかったです。また服装についても、きちんと制服を着こなしており、特に1年生は厳しく服装の決まりが守られていて、制服を着こなすとこんなに受ける印象がよいのだと思いました。また授業中では積極的に挙手をする生徒が多く、英語科では発音練習など学級全体で声を出せているクラスもありました。生徒はとてもかわいかったです。
しかし言葉遣いの乱暴さがとても気になりました。聞いていて耳をふさぎたくなるような言葉も、授業中に飛び出してきました。高野口中学校で考えていこうとしている課題であると人権教育担当の先生からもうかがいました。

教師
先生方は生徒一人ひとりに目を配り、生徒を担任の先生一人に任せるのではなく、学年全体または学校全体で連携して、問題把握・指導をされていました。先生がこんなに生徒一人ひとりのことを思っておられることを身近にみて、驚くとともに大変感動しました。また先生方と生徒の距離が近く、特にクラスでは先生によく生徒が相談事をしたり、なんでも話せる仲だったように感じられました。先生は遅くまでの残業も休日の部活指導も、惜しみなく生徒のためにされていました。明るくて、誠実な、本当に憧れる「先生」の姿をみることができました。

実習生からみた教職という仕事について
とても責任が重く、大変な仕事なのだと実習を通して改めてわかりました。そして、思っていたよりはるかに事務的な仕事が多く、ある先生は授業は仕事の1割くらいだともおっしゃっていました。子どもを教育するという非常に責任の重い仕事だけれども、その分とても輝いています。また教師も子どもに育てられるのだと感じました。
私は教師以上の仕事はないと思います。教師への憧ればかりがつのりまずが、自分に適性があるのかというと、この実習から私にはその力はあまりないのだと実感せざるをえませんでした。でも、時間をかけてゆっくりとでも教師にふさわしい人になりたいと思います。高野口中学校で出会った生徒に先生になって戻ってきてねと言われた言葉がとても嬉しかったです。その言葉を励みに勉強に励みたいと思います。

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