食物アレルギーの研修会に参加してきました
- 公開日
- 2010/09/15
- 更新日
- 2010/09/15
保健室
神戸で開かれた食物アレルギーの研修会に参加してきました。
本校だけに限らず、どこの学校でも最近アレルギー疾患のお子さんが増えてきているように感じます。
そんなお子さんや保護者の方に、少しでも役立つような情報がお知らせできれば・・・と思い参加しました。
国立病院機構相模原病院小児科の今井孝成(イマイタナカリ)医師による講演でした。
(掲載の写真が今井医師です。)
ここの病院の小児科には、日本全国から重度のアレルギー疾患を持ったお子さんが受診に訪れているそうです。
簡単に講演内容をまとめると
食物アレルギーに対する治療は、この10年間で画期的に進歩しているようです。
今までは、アレルギーの原因となる食物(アレルゲンと言うそうです。)を食べない 「除去食療法」が中心でしたが、最新の治療は原因食物を少しずつ食べ、体にその食 物への耐性をつけさせる治療へと変わってきているそうです。(食物負荷試験と言い ます。)
その治療の結果、個人差はあるものの3歳までに50%、6歳までに90%の原因食 物への耐性ができるそうです。
ただし、この治療には、専門医の徹底した指導があっての前提ですが。
医学の進歩と研究の成果を感じた一日でした。
食物アレルギーなどに関して詳しくお知りになりたい場合は、下記のURL にアクセスしてみたください。(私たち向けの情報がわかりやすく載っています。)
また、学校の方にもその時の資料などがありますのでご覧になりたければ、保健室の山田までご連絡くださいね。
日本アレルギー学会公式サイト http//www.jsaweb.jp