学校日記

4年生福祉学習〜聴覚障害の方に学ぶ〜

公開日
2019/05/16
更新日
2019/05/16

学校紹介

本日、3時限目に「聴覚障害者の方に学ぶ」と題して、橋本市身体障害者連盟 聴覚障害者部会の田中則子様、手話通訳として八木京子様、平田優子様に来ていただいて、お話をうかがいました。
まず、お話しをする中で、内容が「わかった」か「わからない」の意思表示をしてもらうのに、最初に「わかりました」、「わかりません」の手話を教えて頂きました。
 次に、田中さんの「生い立ち」について、例えば、和歌山県で唯一の聾学校に通学していたこと、教室では先生の口の動きがよくわかるように一列に並んで座っていたこと、口の前にティシュを置いて発声練習をしたこと、卓球部に所属していたこと等について手話を通じてお話しをしていただきました。もっと手話ができる人が増えてほしいが、今は携帯電話のメ−ルやライン、口を大きく開けて話をしてくれること、身振りなどでもコミュニケ−ションがとれるので、声をかけてくれると嬉しい、といったお話しもしていただきました。
 次に、「あいさつ」の手話を教えて頂きました。手話は、一つ一つに意味があり、それらが組み合わされることで、単語や文章になることを教わりました。
 そして、聞こえないことで不便なこととして、見ただけでは「耳が不自由」だとはわからないということ、そして、物を落とした場合、声をかけられてもわからないということ、この場合軽く肩を叩いてもらうとよいということを教わりました。
 更に、耳が聞こえないので、家にお客さんが来たときや朝起きの時の工夫、子どもが泣いた時、泣いているということの知り方などを教えてもらいました。
 最後に、コミュニケ−ションのとり方として、口話、筆談、手話、表情、空書があるということを教えていただきました。
 お話をしてくださった田中様、手話通訳をしてくださった八木様、平田様、今日は本当にありがとうございました。
この経験をもとにみんなが暮らしやすい社会をつくるために何ができるか、考えていきたいと思います。