学校日記

just a little bit longer

公開日
2020/05/08
更新日
2020/05/08

6年生B組

6年生の皆さん、健康面に気を付けて過ごしていますか?

6年の担任の先生たちは、毎日みんなへの課題プリントや学級園の世話、教室の整理や学校が再開したときに、より分かりやすく授業ができるようにしっかりと準備をしています。
いろいろと先生たちも初めてのことで不安もありますが、いつでもみんなが登校しても大丈夫なように工夫をしながら頑張っています。

新型コロナウイルスの「3つの顔」って?
第1の"感染症"は「病気そのもの」です。感染者との接触でうつるこのウイルスに感染すると、感染者のおよそ8割は軽症だけど、残りの2割は重症化するおそれがあるそうです。重症化して肺炎を引き起こす例も少なくないそうです。
第2の"感染症"は「不安と恐れ」です。強い不安や恐れが心の中で膨らむと、「気付く力」「聴く力」「自分を支える力」を弱め、すぐに人から人へ伝染していきます。
第3の"感染症"は「嫌悪・偏見・差別」です。人間の生き延びようとする本能によりウイルス感染に関わる人を遠ざける、その結果、差別を受けるのが怖くて熱や咳があっても受診をためらってしまうなど、結果として病気の拡散をまねくことになります。
 なぜ「嫌悪・偏見・差別」が生まれるのかというと、(1)見えない敵(ウイルス)への不安から、(2)特定の対象を見える敵と見なして嫌悪の対象として、(3)嫌悪の対象を偏見・差別して遠ざけることで、束の間の安心感が得ようとするからだそうです。

負のスパイラルを防ぐために何が必要か?
 じゃあ、負のスパイラルを防ぐために、どうすれば良いのだろう?
 まず、第1の"感染症"を防ぐためには、1人1人が「手洗い」「咳エチケット」「人混みを避ける」といった衛生行動を徹底することが重要です。ウイルスに立ち向かうための行動を、自分のためだけではなく周りの人のためにもすることが大切だね。
 第2の"感染症"にふりまわされないためには、「気付く力」「聴く力」「自分を支える力」を高めることが重要です。不安や恐れは身を守るために必要な感情だけど、私たちから力を奪い、冷静な対応ができなくなることもあります。
 「ウイルスに関する悪い情報ばかりに目が向かないようにする」「いつもの生活習慣やペースを保つ」「今自分ができていることを認める」「今の状況だからこそできることに取り組んでみる」「ウイルスに関する情報にさらされるのを制限し、距離を置く時間を作る」といった取組みが役立つね。
 第3の"感染症"を防ぐためには、「確かな情報」として広め、差別的な言動に同調しないことが必要です。高齢者や治療を受けている人とその家族、医療従事者など、感染を拡大させないように対応しているすべての人に"ねぎらい"と"敬意"をはらうことが重要だよ。
 「それぞれの立場でできることを行いながら、1つになって負のスパイラルを断ち切りましょう」と、日本赤十字社は呼びかけています。
参考:日本赤十字社新型コロナウイルス感染症対策本部

コロナウイルスのこと、注意することをきちんと理解して、しっかりと行動できる6年生であってください。
最後に、今の混乱した世の中でも、元気に成長を続ける学級園の植物を載せておきます。
葉が生い茂り、すくすくと育つジャガイモは、理科の実践で扱います。お楽しみに。
他にも、いろいろな野菜が頑張って成長しています。
みんなも、今自分ができることを考え、健康に過ごしていきましょう。