キンモクセイ
- 公開日
- 2010/10/08
- 更新日
- 2010/10/08
校長先生より
朝学校に来て最初の仕事は、廊下側の扉と運動場側の扉を全開にすることです。
朝の新鮮な空気で校長室を満たすためです。真冬であっても同じようにします。
冬は、ピンッと張った空気が入ってきてすがすがしい気持ちになります。
先日、いつものように両扉を全開にすると、運動場側から、キンモクセイの香りが漂ってきました。校長室から運動場に下りる階段の両わきに背丈くらいのキンモクセイが並んでいます。
普通は、きれいな花を見つけて、においを楽しみます。でも、キンモクセイは
その位置を知っているのに、その存在を香りで知らせてくれます。
彼岸花は色あせてきました。これからコスモスやキンモクセイ、そして紅葉と
どんどん秋が深まっていきます。日本は四季に風情があり、そういうところから国民性が育まれていくことを、キンモクセイの香りから、あらためて感じています。