教育実習生
- 公開日
- 2010/10/19
- 更新日
- 2010/10/19
校長先生より
本校を卒業して、教職を目指す大学3・4回生を教育実習生として受け入れています。9月1ケ月間実習に来た女子大生のことを書きます。
彼女は実習前に実習予定の2・5年生の名簿を欲しいと希望しました。実習に入る前に名前を覚えておくと早く名前と顔が一致するからと。個人情報を配慮して名前のみの名簿を渡しました。運動会の練習など精力的に実習をこなし、9月末に終了しました。
その後、彼女はかかわった130人すべてに布でテルテル坊主をつくって、一人ひとりの名前を書き、一人ひとりに心のこもったコメントを書き激励してくれました。児童たちも感動していました。わずか4週間で130人の児童の名前や様子、性格を把握したということです。感心しました。
私は本校で3校目の校長をさせていただいています。最初の学校では全校児童の名前と顔を覚えようと努力して、6月までに全校児童の名前を覚えました。
しかし、2校目、3校目になるとそういう努力をしていません。
私をはじめ、全教職員がこの実習生を見習い、教職を目指したころの気持ちを思い出さなければいけないと思いました。実習生に逆に教わってしまいました。
この人は、きっと良い先生になってくれると思います。頑張ってください。