小林投手
- 公開日
- 2010/01/20
- 更新日
- 2010/01/20
校長先生より
もと巨人、阪神でめざましい活躍をした小林 繁さんが急逝されました。
江川投手が「ドラフトの空白の一日」で阪神に一旦入団し、すぐにトレードで巨人に移籍しました。その時巨人の小林投手が交換要員として阪神に移籍しました。私はその時の小林投手の記者会見をはっきり覚えています。球団や監督に対してなんの苦情も言わず、「プロ野球選手として、野球でがんばる。」とキッパリと言っていました。私は小林投手と同年齢です。当時27歳の若さで、この潔さはどういうこと?・・・自分の人間としての未熟さを痛感しました。
翌年、阪神の小林投手が、対巨人戦8勝0敗というすばらしい成績を残しました。私はそのうちの1試合を甲子園のバックネット席で観戦しました。ものすごい気迫でした。あの細い体でジャイアンツ打線に立ち向かう姿を今でもはっきり覚えています。これからもまだまだプロ野球界のために功績を残せる人でした。残念でなりません。心からご冥福をお祈りします。