理科専科の畑清史です。
5月20日に出題した理科クイズの答え合わせと、みんなから寄せられた理由を発表します。
○ ○ 問 題 ○ ○
1 地球には空気があるので飛行機のエンジンは動きます。
では空気のない宇宙に持っていくと
飛行機のエンジンは動くでしょうか?
1、 動く
2、 動かない
3、 ちょっとだけ動く
4、 その他
2 1で答えた理由を教えてください。
問題にまだ挑戦していない場合は先に進まないでください。
自分の答えを持って先に進みましょう。
○理由を考えるときにヒント○
・宇宙には空気(酸素)がありません。
・飛行機にはジェットエンジンに燃料に火をつけて爆発によって動力を作っています。
・空気(酸素)のない宇宙ではどうなる?
・じゃあなぜロケットは宇宙に飛ぶことが出来る?
○ ○ 答 え ○ ○
2、動かない
○ ○みんなが考えた理由○ ○
・空気(酸素)がなければ風の力がないから動かないと思います。
・空気はなくても、エンジンがあるから動く。
・お父さんがバイクの話をした時、バイクは燃料と空気と火で爆発を起こして、それを力にして走ると言っていたので、飛行機のエンジンも同じように空気が必要だと思うので、空気のない宇宙では飛行機のエンジンは動かないと思います。
・宇宙には空気がないから
・宇宙には、空気がないため、動かないと思ったから。
ということで、みんなが考えて理由をのせました。
どうでしょう?自分と同じ理由がありましたか?
正解
宇宙には酸素がありません。酸素がないとものは燃えません。
飛行機はジェットエンジンの燃料に火をつけて爆発させることで前に進む力を作ってっています。
酸素のない宇宙では爆発をさせることが出来ないことからジェットエンジンを積んでいる飛行機は、宇宙で動くことが出来ないのです。プロペラのエンジンの場合はどうでしょう?これも燃料を爆発させた力でプロペラを回し、空気を後ろに送ることで進むのでジェットエンジン同様に宇宙では動けません。
ロケットは宇宙に飛ぶときに、酸素もないのに火をふいていませんか?
実はロケットには「冷やして液体にした酸素」(3枚目の図の赤いところ)を積んでいます。
宇宙に行くロケットは、「燃料」と「冷やして液体にした酸素」を混ぜ爆発させることで、酸素のない宇宙でも火をふいて進んでいくことができるのです。