将棋
- 公開日
- 2010/09/16
- 更新日
- 2010/09/16
校長先生より
今日は雨。予定していた運動会の全体練習が中止になりました。
休憩時間に3年生の男の子たちが校長室を訪ねてくれて将棋をしました。
将棋は私も大好きで(強くはありませんが)子どもたちと楽しみました。
将棋は頭の体操にピッタリだと思います。それぞれの駒の役割が決まっていて、その駒の特長を生かして、適材適所に活用します。教育にも会社などの組織づくりにも、その考え方を応用できます。1枚の「歩」が大きな役割を果たす時があります。また、飛車や角は敵にまわすと大きな脅威となって襲ってきます。
しかし、相手の飛車や角を獲得した時、その駒を将棋盤のどこに活用しても良いルールです。ものすごい味方になってくれます。
つまり、日常生活や、仕事において、苦手な人や難敵と思っている人でも、もし理解しあえてお互いを尊重する関係を築ければ、逆に自分の大きな味方になってくれます。
学校でも、いろんなご指摘をいただく保護者や地域の方がおられます。
でも誠意をもって対応した時、必ず学校の事情もご理解いただき、その後は協力者となっていただいています。
大きなクレームをクレームととらずに、大切なことを気付かせていただいていると考えれば、それは学校をよくするための大きなヒントになります。
電機メーカーで仕事をしている時、よく商品に対するクレームを受けました。
しかし、そのクレームを「ここをこうしたらもっと売れるよ」と言ってもらえていると考えて対応すれば、クレームも次の商品に活かせるすばらしいご意見になります。
将棋盤の81マスを眺めながらそんなことを考えていました。