学校日記

教師とは・・・!

公開日
2010/04/27
更新日
2010/04/27

校長室から

皆様へ

 PTA総会では大勢の方の出席をいただきありがとうございました。
 そのときに、「紀見小学校は橋本市民立の学校でありたい」ということ。
そして「学校はいろんなことが起こるところ。保護者には学校に任せておけばいいと考えず、学校と一緒に子どもの成長を見守ろうとする姿勢でいてほしい。」
「子どもをしっかり見てやってほしい。教職員をしっかり見ていてほしい。」とお話しました。
 
 しかし、学校・教職員は、大切なお子様をお預かりし、その子の人生を応援する仕事をさせていただくのですから、自らの職責の重さを自覚し対応するのは当然のことです。

 そのことにふれて、4月はじめの職員会議で、私から先生たちへプレゼントしたのが、下記の「教師の十戒」です。至極当たり前のことですが、日々の学校生活の中でついついおろそかにしてしまうかもしれない内容です。

 さて、「教師」の部分を「親・保護者」と読み替えていただくとどうでしょうか?


 紀見小学校の教職員へのプレゼント
 「教師の十戒」

1 子どもは一人の人間として対等であることを心したい。
2 規則や権威でふさいでしまわない。必ず一方(逃げ道)を開けてやる。でなければ、子どもの心が苦しくて悲鳴をあげてしまう。
3 近くに来て自分を取り巻く子どもの輪の外にいる子に目を向けてやること。
4 ほめる言葉も、叱る言葉も「愛語」であること。愛語は必ず子どもの心にしみる。
5 ひまをつくって、子どもと遊ぶ。そこに本当の子どもが見えてくる。
6 成果を急がない。裏切られて、なお信じて待つ。伝わるまであきらめない。教師と子どもは根比べである。
7 教師の力以上には子どもは伸びない。そのことを心得て研鑽に励む。
8 教師は、子どもの前では爽やかでいよう。明るくいよう。時には、ほっとする笑いと、安堵の気持ちをおこさせる心やりを忘れない。教師の不機嫌、無愛想は子どもの心を暗くする。
9 子どもに素直に謝れる教師であれ。過ちはこちらにもある。
10 外傷は薬で治る。教師の与えた心の傷はどうやって治すつもりか。

                           平成22年4月14日  
                               紀見小学校長