気をつけろ!!〜Be careful!!〜
- 公開日
- 2020/05/15
- 更新日
- 2020/05/15
6年生B組
5月15日(金)15時30分現逮!!(現行犯逮捕)
以前から学級園を食い荒らしていた犯人を確保(捕殺)しました。生きるためとはいえ、農作物に被害が出るので、心苦しいですが、天国へと旅立って行ってもらいました。さて、その犯人ですが、どうせなら名前と対策を知っておいたほうが…と思い、いろいろと調べました。
まずは、ナスの葉に潜んでいた害虫です。ヨトウムシとはヨトウガやハスモンヨトウなどの幼虫のことで、成長した幼虫は昼間は土の中に隠れており、夜に出て来て野菜の葉を食べてしまうため「夜盗虫(ヨトウムシ)」と呼ばれています。葉菜・果菜・根菜とあらゆる野菜の葉を食べてしまい、日中に発見しづらいことから嫌われている害虫の一つです。
かぼちゃを貪り食べていたのはウリハムシ。体長約6〜8ミリの虫で、ウリバエと呼ばれることもありますが、ハエよりはテントウムシに似た姿をしています。成虫の状態で浅い土の中で越冬し、暖かくなってウリ科野菜を定植する3月末〜5月ごろに這い出て来て、5月から7月にかけて野菜の根元の土などに卵を産み付けます。新成虫が現れるのは8月ごろですので、5月と8月ごろに数が多くなります。ウリハムシの成虫はキュウリ、カボチャ、スイカ、メロン、ズッキーニ、ゴーヤなどのウリ科野菜の葉を好んで食べにきます。幼虫も土の中にいて、野菜の根を食べてしまいますので注意が必要です。 よく見るのは上の写真のようなオレンジ色のタイプですが、羽が黒いクロウリハムシというものもいます。クロウリハムシはウリ科野菜だけでなく、キク科やナデシコ科の花卉類の葉や花なども食べるようです。
みんなも気になったことは図鑑やインターネットで調べて、自学ノートにまとめておこう!!
農園コソコソ噂話
知っていますか、コンパニオンプランツ?!
コンパニオンプランツを簡単に説明すると「一緒に植えると互いに良い影響を与え合う植物同士」のことを意味します。
コンパニオンプランツの4つの効果
1. 害虫忌避(バンカープランツ、忌避植物、おとり植物)
2. 結実促進
3. 病害予防(対抗植物) 4. 相互作用(アレロパシー)
例
トマトとバジル…トマトにとって余分な水分をバジルが代わりに吸収してくれることになります。
きゅうりとネギ…ネギの根についている微生物が、つる割れ病などを予防するといわれています。更にネギ類の独特の臭いは、ウリハムシが寄リ付かなくなる作用があるようです。
なすとパセリ…それぞれに発生する害虫がお互い相手の野菜を嫌うので、ナスの害虫もパセリの害虫も寄り付かなくなるといわれています。
ピーマンとニラ…ニラはピーマン以外のナス科野菜とも相性が良く、生育を助けるといわれています。萎ちょう病、青枯病などの連作障害にも効果があるようです。
マリーゴールド…植物にとってネグサレセンチュウなどの有害な土壌の線虫を減らす役割として、コンパニオンプランツの中でもマリーゴールドは有名です。マリーゴールドには線虫を殺す物質が体内に含まれているので、一緒に他の作物と育てることで効果を期待することができます。